
雨が上がった昨日の午後、緑道を歩きました。
空気はしっとりしていて、草木の緑がいっそう濃く見える日。
せせらぎ休憩所の工事がようやく終わり、開けた景色にほっとしながら歩いていると、流れのそばにクレソン(コバオランダガラシ)が群生しているのを見つけました。

白い小花とまるい葉が水辺に映えて、とても可愛らしい。柔らかな白と瑞々しい緑が、目にも心にも優しい色合いでした。

そのすぐそばにはよもぎも芽を出していて、ああ、もうそんな季節なんだな…と。
草餅のことがふと頭をよぎります。

北部病院へと向かう道では、石と苔が雨に濡れてしっとりとした風情。
いつもは乾いている側溝に水が流れていて、雨上がりならではの光景でした。
静かにさらさらと流れる水音が、緑の中に溶け込んで心地よかったです。

道のわきには、サルビア・ミクロフィラ(英名チェリーセージ/シソ科)が咲いていました。
こちらも雨の雫をまとっています。
これからどんどん暖かくなって、いよいよ一年でいちばん心地よい季節がやってきます。
そんな訪れを感じさせるような、雨上がりの緑道散歩でした。これからが本当に楽しみです。